機能外科外来とは
パーキンソン病、ジストニアなどの不随意運動、難治性の痛み、手足のこわばりを生じる疾患を扱う外来です。これらは脳や脊髄を電気刺激したり、体に薬を充填したポンプを埋め込み持続的に薬を投与したりすることで症状の改善を図ります。
機能的定位脳手術(脳深部刺激療法、視床凝固術など)
脳深部刺激療法は、脳の特定の部位に細い電極を挿入し電気刺激することで症状の改善を図ります。薬物療法で効果が不十分なパーキンソン病やジストニアなどで行われます。また、書痙(字が書きにくくなる病気)では、脳の一部(視床)を電気凝固することで症状の改善を図ります。
脊髄刺激療法
カテーテル状の細い電極を背中から針を使って挿入し、脊髄の後方へと通します。脊髄を持続的に電気刺激することで痛みの改善を図ります。薬物療法などの他の治療で十分な効果が得られない場合に行われます。
バクロフェン髄注療法
バクロフェンという身体のこわばりを和らげる薬を、体内に埋め込んだ機械(ポンプ)の中に入れます。ポンプで少しずつ脊髄内に薬を注入することで持続的な筋弛緩効果が得られます。手術適応になるのは、脳や脊髄の疾患により体がこわばって硬くなり、日常生活に支障をきたしている患者さんです。
対象となる病気
- パーキンソン
- 本態性振戦
- ジストニア、書痙(しょけい)
- 難治性慢性疼痛
- 重症痙縮(けいしゅく)
担当医
パーキンソン病に対する脳深部刺激療法、難治性疼痛に対する脊髄刺激療法、重症痙縮に対するバクロフェン髄注療法などの北陸では数少ない機能外科手術を専門としております。
診療日時
火曜日(午前)、木曜日(午後)、月2回 土曜日(午前)
※予約制
受診のご希望・ご相談
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