耳寄りな講演会in野々市市郷公民館「知っときまっし!薬の正しい飲み方と使い方」
令和5年11月1日、野々市市郷公民館様からのご依頼で、耳寄りな講演会「知っときまっし!薬の正しい飲み方と使い方」を実施しました。17人の方が参加されました。講師は薬剤部の熊橋薬剤師です。
薬を服用するタイミングには「食後」「食直後」「食前」「食直前」「食間」などの種類があります。これらは薬が最大限に効果を発揮することができるように決められているため、守る必要があります。例えば「食後」服用の薬の中には胃への刺激が強いものがあるので、まだ食べ物が胃に残っている状態で服用することが推奨されています。
また、薬を飲む際にはコップ一杯の水かぬるま湯で飲むとよいです。薬の種類によって、牛乳やグレープフルーツジュースで飲むと効果が弱まったり、かえって強くなりすぎる場合があります。また、水の量も大切で、少ないと薬がよく溶けず、吸収されにくくなることがあります。
この他にも「薬の血中濃度について」「薬を飲み忘れた際の対処法」「かかりつけ薬局・薬剤師について」など薬の正しい飲み方・使い方に関する様々な情報をお伝えしました。すでに知っていることだけではなく新たな学びもあったかと思いますので、今後薬を服用する際には意識していただければと思います。
講演の前後には服用している薬について参加者が講師に相談に来る様子もみられました。当院をより身近に感じていただけたのではないかと思います。